FC2ブログ









スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

悪い男(1)

襖を開けると部屋の中に沈殿していた悪臭が恵理子の鼻をついた。
時刻はすでに朝の9時を過ぎているが、部屋の中央に敷かれた布団は人の形に盛り上がったまま、ピクリとも動かない。
もしかすると死んでいるのかもしれない。恵理子は微かな期待を持って部屋の中に入ったが、布団に近づくと枕の上の黄色い顔は、浅く、静かな呼吸をしている。この黄色い顔から吐き出される息が悪臭の源であった。
恵理子は病人を起こさないよう静かに膝を付き、水と薬を乗せたお盆を枕元に置いた。
黄色い顔は皮膚が弛み、目の下の皺は袋のようになっている。頭髪が全て抜け落ちた黄色く皺くちゃな顔は猿か妖怪のように見える。
恵理子が立ち上がろうとすると、その黄色い顔がギョロリと目を開けた。同時に布団から骨と皮だけの細い腕が出てきて、肉付きのいい恵理子の太腿を撫でた。

204-1.jpg

青木寛治がマグロ漁で有名な青森県のO町から埼玉県K市にあるこの家にやって来たのは1ヶ月前。寛治は恵理子の夫・正彦の父親である。
マグロ漁船に乗っていた寛治は定年後、長男夫婦と同居していたが、2年前に造船会社に勤める長男が中国に転勤となってからは青森で独り暮らしをしていた。だがちょうど半年前、寛治は脳梗塞を発症し、地元の病院に緊急入院となった。
寛治はリハビリを経て2ヶ月前に退院したが、左半身に若干の麻痺が残った。正彦は病身の親父を田舎に1人で置いておけない、兄が帰国するまでの間、寛治の面倒を家で見ると言い出した。
恵理子は反対したが、いつもは妻に言い負かされる正彦が今回ばかりは引かなかった。恵理子は親戚の目もあってそれ以上の反対も出来ず、病身の義父と同居することになってしまったのだ。

204-2.jpg

マグロ漁船に乗っていた頃の寛治はがっちりとした体格をしており、海焼けの黒い肌が精悍な印象を与えたが、久しぶりに会った義父は貧相に痩せ細り、体がふた回りほど小さくなっていた。恵理子は病的に黄色くなった肌を見て、そう長くはもたないだろうと思った。
恵理子と正彦の間には大学生と高校生の2人の息子がいる。ようやく育児から手が離れた恵理子はゴルフ、エアロビクス、フラワーアレンジメントと習い事に忙しい。義父の看病のためにそれら趣味の時間が削られるのは絶対に嫌だった。
寛治が家にやって来た翌朝、夫と子供たちを送り出した恵理子は、10時を過ぎても起きてこない義父が気になって部屋を覗いた。もしかすると息を引き取っているのかもしれないと禁断の期待に胸が躍った。
寛治が寝ているのは応接間に使っていた8畳の和室である。部屋に入った恵理子は部屋に漂う悪臭に思わず鼻を押さえた。夏の日に腐って発酵した生ゴミの臭い。それは病人から放たれた体臭であった。たった1日で、壁や畳に付着してしまった病人の強烈な悪臭に恵理子はゾッとした、
だが本当の恐怖に直面したのはその直後だった。死んだように眠っている筈の義父の手が布団から出てきて、恵理子は足首を掴まれ、そのまま布団の中に引きずり込まれてしまったのだ。
老人の臭い体臭がこもる布団の中で恵理子は悲鳴を上げ、手足をばたつかせる。だがとても麻痺が乗っているとは思えない寛治の馬鹿力に押さえつけられ、徐々に抵抗する力を奪われていった。
恵理子がようやく臭い布団の中から解放されたのは3時間後の事だった。義父は今にも心臓が止まりそうな浅く速い息を吐きながら、恵理子の耳元で囁いた。
「最初は抵抗していたが、途中から随分と派手に腰を動かしていたじゃないか。ヒヒヒ」
その日から、恵理子は義父の玩具となった。

204-3.jpg

いやらしい動きで膝や太腿を撫で回してくる義父の左手を恵理子は払いのけようとする。だが反対に手を払われ、皺だらけの手が更に奥へと潜り込んでいった。
「今日は一段と化粧が濃いな。ホスト遊びにでも行くのか?」
「ば、馬鹿にしないで」
恵理子はキッとなって布団の中の義父を睨みつける。肉が削げ落ち、頬骨が異様に突き出た顔は死期が迫っている老人そのものだが、目だけは力を失わずにぎらついている。鼻の毛穴から滲み出る脂のような分泌物が、助平老人の性欲のように思えて気味が悪い。
「昨夜は随分とハッスルしていたようだな」
義父はヤニがこびり付いた、肌と同じ色の歯を剥き出しにして笑った。夫婦の寝室は義父の部屋の真上にあった。
「だが正彦はまた5分しか持たなかったようだな。情けない男だ。とてもワシの息子とは思えんよ」
暗い部屋で耳を澄ませ、天井の微かな振動から息子夫婦の夜の生活を観察するのが、寛治の何よりの楽しみだった。
「可哀想に。なまじ肌に触れられたから、悶々として寝れなかったんだろう?」
寛治は指先で黒のストッキングのざらつきを楽しみながら、徐々に布団から出てきて、恵理子のムッチリとした下半身にまとわりついた。

204-4.jpg

「お前みたいな女が、正彦のような男で満足出来るはずがないだろう?お前のような女がな」
寛治は猫のようにざらついた舌でストッキングに包まれる膝の内側を舐めた。乾燥した舌の表面から粘っこい唾液が分泌され、黒のナイロンに臭い染みが広がっていく。
恵理子は親類が経営するスナックでアルバイトをしていた24歳の時に正彦と知り合った。正彦は店の近くの区役所に勤める公務員だった。
正彦は恵理子に熱を上げ、店に通い詰めたが、真面目な正彦は派手好きな恵理子のタイプとは正反対の男であった。だがちょうどその時、恵理子は交際していた男に騙され、心身ともに憔悴していた。恵理子は結婚するなら公務員のような堅い仕事の男の方がいいのかもしれないと正彦のプロポーズを承諾したのだ。
結婚してちょうど20年が経ったが、正彦は昔と変わらない誠実さで恵理子を愛してくれている。正彦は昨年の春、区役所の課長になり、人並み以上の給料を貰ってくる。恵理子は幸せな結婚生活を送っていたが、ただ夜の夫婦生活だけが不満であった。水商売時代に悪い男に訓練された体は、正彦の淡白なテクニックでは燃焼しなかった。
恵理子は忘れかけていた悦びを、よりによって夫の父親によって思い出してしまった。義父が家にやって来た翌日、恵理子は臭い布団の中に引きずり込まれたが、とても親子とは思えない寛治の粘っこさと強さに我を忘れ、義父の体臭が染み付いたシーツを掻き毟ってしまったのだ。
「ほら、四つん這いになって、こっちに尻を突き出せ」
寛治は徐々に抵抗が弱くなってきた恵理子を四つん這いにさせた。2人の息子を持つ母親の尻はその貫禄に溢れ、黒のタイトスカートのホックがはち切れそうになっている。寛治はそのスカートの裾をゆっくりと捲り上げていった。
「ほう、今日は黒のパンティか。欲求不満が溜まっている証拠だな」
妖艶な黒のパンティはその大部分が透明な素材になっていて、人妻の白い尻肉を妖しく透かしている。
「このド助平女、こんなのがいいんだろう?ヒヒヒ」
寛治は黒のナイロンに透ける薔薇の蕾を、痩せ細った指で撫で擦った。

204-5.jpg

スポンサーサイト
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
[PR]

[ 2011/03/24 18:21 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(1)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2011/03/28 16:32 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://aokieriko.blog84.fc2.com/tb.php/39-854c9445







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。