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蟻の復讐(3)

延々と続く残酷な股縄責めに、ついに恵理子の肉体が悲鳴を上げた。妖艶な薄い黒のパンストに包まれた両脚が小刻みに痙攣し、豊満な肉体を支えられなくなった恵理子は、真夏の朝礼中に失神する女子学生のように畳の上に崩れ落ちそうになった。
邦夫は転倒寸前のところで抱きかかえた恵理子を、炬燵の天板の上に座らせてやった。だがかつて自分を馬鹿にしていたキリギリスが悶え苦しむ姿をまだ充分には堪能しておらず、したがってこの哀れな未亡人を股縄地獄から解放してやるつもりは全くなかった。邦夫は天板の上に腰を下ろす恵理子に合わせて、麻縄の高さを調節した。
「あぁっ」
ようやく股縄地獄から解放されたと思ったのも束の間、再び尻肉の谷間を淫らな縄でえぐられて、恵理子は絶望の呻き声を漏らした。

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股縄はちょうど恵理子の陰唇に深く食い入る絶妙の高さに張られている。この淫らな縄から逃れるためには腰を少し浮き上がらせるだけでいいのだが、痙攣する両脚には豊満な巨尻を持ち上げるだけの力は残っておらず、恵理子に出来ることといえば、唇を噛み締めて、この淫靡な摩擦に耐えることしかなかった。
「はぁっ!」
あまりの苦しさに尻肉がビクンッと悶えた時、菊の蕾が硬い結び目に摩擦されて、腰骨が蕩けるような快感が走った。
(あぁ、どうしてこんな時に・・・)
夫の葬儀の直後に醜い支配者に陵辱されながら、肉の悦びを感じてしまう我が身の浅ましさを恵理子は呪い、じわじわと体全体を蝕んでいく肉の疼きを何とかして追い払おうと唇を噛み締める。だが若い頃から派手な男遊びを繰り返し、結婚後は女たらしの孝之のテクニックに女の悦びを教え込まれた未亡人の熟れた肉体は恵理子の意思を無視して、貪欲に快楽を貪ろうと猥褻なダンスを踊り始めた。

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大学を卒業後、養豚場に就職した邦夫が豚の糞尿にまみれていた頃、短大生だった恵理子は毎晩ディスコに通い、お立ち台の上からボディコンに包まれた尻を男たちに向って振っていた。恵理子はディスコクイーンと呼ばれていたあの頃のように、邦夫のすぐ目の前で喪服に包まれる豊満な尻を振り乱した。
「ヒヒヒ、助平なケツの動きじゃないか」
裂けた唇に浮かぶ蔑みの薄ら笑いに恵理子はカッとなったが、一度発情してしまった熟れた肉体はもはや制御不能で、未亡人の慎みを忘れてうねり狂う。そのうねりによって淫らな摩擦が生まれ、更に猥褻なダンスを誘発するという蟻地獄に恵理子ははまり込んでしまった。
「お願いだから、もう許してっ」
自らの尻のダンスが生み出す淫らな摩擦に悦楽の絶頂寸前へと追い詰められて、恵理子は悲鳴を上げた。パンストのセンターシームには勃起した肉棒が張り付き、黒のナイロン繊維をろ過した愛液が木目調の天板の上にポタポタと滴り落ちている。その淫らな滴は邦夫が股縄を指で引き上げ、硬い結び目に先端の亀頭を摩擦されると拍動性へと変化して、恵理子は炬燵布団の上にまで白濁の滴を飛び散らせた。

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邦夫は座椅子の上にどっかりと腰を下ろし、腿の上に座らせた恵理子を背後から羽交い絞めにしている。蛇が獲物を絞め殺すように豊満な肉体に腕を絡め、白いうなじに顔を埋めて、邦夫は未亡人の体臭を吸い込んだ。
陰湿な股縄地獄に肌の毛穴からは大量の脂汗が噴き出し、恵理子が愛用する動物性の甘ったるい香水と混ざり合って、未亡人のうなじからは蒸れた淫臭が臭い立っている。その淫臭を嗅いだだけで邦夫の全身を流れる血液は沸騰し、股間へと集中して、密着する豊満な尻を持ち上げるように男根が鉄の勃起を呈した。
邦夫の目の前で、羞恥の射精を演じてしまった恵理子はそのショックからがっくりと首を落とし、放心状態となって邦夫のされるがままとなっている。尻肉の谷間に邦夫のたくましさをはっきりと知覚して、汗ばんだ肌がカッと紅潮した。

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「あぁ、こ、こんな格好嫌よ」
邦夫は背後から両膝に腕を通し、恵理子の下半身をMの字に開脚させて抱え込んだ。
「この黒い下着が白色になるまで、ザーメンを絞り出してやるからな」
火照った耳たぶに生臭い息を吹き掛けながら、邦夫は白濁の染みに濡れる黒の下着を指の腹で摩擦した。
裂けた唇から吐き出される吐息の生温さに恵理子はゾッとするが、そのおぞましさが今の恵理子には妖しい官能の痺れとなって、黒のパンストのセンターシームがまた膨らみ始めた。
「さっき射精したばかりなのに、また硬くなってきてるじゃないか。この助平女め」
邦夫は裂けた唇から這い出る赤い舌先で耳の穴やうなじを舐め回し、センターシームに沿って中指を上下させていく。
「あぁっ」
指の腹が生み出す卑猥な摩擦に、恵理子は邦夫の腕の中でまた官能的なダンスを踊り始めた。

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邦夫は再び恵理子を炬燵の天板の上に座らせた。恵理子はまた股縄を掛けられるのかと恐れたが、邦夫の右手には紅色の麻縄ではなく、同じ色のこけし人形が握られていた。
「ド助平なお前のことだから、こんな玩具で遊んだこともあるだろう?」
スイッチを入れるとくぐもったモーター音が室内に響いて、こけし人形の頭が卑猥な動きで踊り始める。邦夫はその淫具を操り、ムチムチに肉が盛り上がっている豊満な太腿を撫で始めた。
「あぁっ」
バイブが当てられた途端、恵理子は人妻の色気が漂う肉厚のある唇から切ない声を漏らして、汗ばんだうなじを仰け反らせた。
こけし人形は淫靡な電動音を響かせながら、未亡人の太腿をゆっくりと揉み解していく。その矛先がじわじわと太腿の付け根へと移動し、パンストのセンターシームに到達する頃には、恵理子の肉体はもうどうしようもないくらいに熱く煮え滾っていた。

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「凄い悦びようじゃないか。旦那はこんな遊びは教えてくれなかったのか?」
邦夫は出棺の時に見た孝之の青白い死に顔を思い出しながら、勃起してセンターシームに張り付く肉棒の裏筋をバイブで撫で上げる。
経験が豊富な孝之は女が悦ぶツボを知り尽くしていて、恵理子はそんな夫のテクニックに歓喜し、充実した夜の夫婦生活を送ってきた。孝之はごくノーマルな性嗜好の持ち主で、夫婦の交渉を終えた直後は、スポーツで汗を流した時のような爽快な心地よさを恵理子は感じていた。
亡き夫とのそんな夫婦交渉と比べると、邦夫の責めはあまりにも陰湿だった。孝之とは全く対照的な人生を歩んできた邦夫の性癖はその醜い容姿と同様に歪み切っている。縛り上げて身動きが取れなくなった女をネチネチと責め上げ、望まない絶頂へと導いて、プライドをズタズタに切り裂くことに邦夫は至上の悦びを感じるのだ。

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鉄のように勃起した肉棒の先端はパンストのセンターシームに張り付き、黒のナイロン繊維に白濁の染みが広がっている。邦夫はその染みを掬い取るように、膨張した亀頭に振動するバイブの先端を押し当てた。
「ひぃっ」
とてもこの世のものとは思えぬ陰湿な肉の悦楽に襲われて、恵理子の瞳孔がカッと開いた。その瞳に赤い閃光が射し込み、頭の中に今日の葬儀の場面がフラッシュバックされた。
喪主を務める恵理子の隣で二人の子供が泣き崩れ、緋色の袈裟を羽織った僧侶がお経を唱えている。祭壇上では孝之が参列者に向けて爽やかな笑顔をふりまいていた。
「南無阿弥陀粒、南無阿弥陀粒・・・」
恵理子は身を滅ぼそうとする邪悪な悦楽を追い払おうと、僧侶を真似て念仏を唱えた。だがそんなものは何の役にも立たなかった。やがてお経を唱える僧侶、泣き崩れる子供たち、そして夫の遺影が立ち込めるピンク色の霧に包まれて視界から消えていった。

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「あぁ、もう駄目っ」
邦夫が操る淫具に導かれて、再び悦楽の絶頂が近づいた。邦夫が右手に握り締めているのは、安物のゴム素材で作られたこけし人形である。なぜそんな陳腐な玩具が血の通った夫の指先とは比べ物にならない肉の悦楽を生み出すのか、恵理子は不思議でならなかった。
「喪に服しながら天国に昇れるのは今夜だけだからな。未亡人の特権をじっくりと楽しむんだな」
邦夫は卑劣な笑みを浮かべながら、ヒクヒクと痙攣を始めた肉棒に紅色のこけし人形を押し当てる。恵理子はその振動に導かれ、天国へ、いや決して抜け出す事のできない色地獄へと足を踏み入れようとしていた。

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[ 2012/03/29 10:13 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(2)

蟻の復讐(2)

白い肌に脂汗を滴らせて悶え苦しむ未亡人の姿を、邦夫は冷たいビールを飲みながら楽しんでいる。男の欲情をそそる黒い喪服に身を包む未亡人は綺麗に整えられた弧形の眉の間に深い皺を刻み、少しでもこの苦しみから逃れようと、薄い黒のパンストに包まれた足の指先を畳にめり込ませて豊満な肉体を宙に浮かせようとしている。
今日の葬儀の直前、恵理子は邦夫に会場のトイレに呼び出されて、この荒縄の褌を装着させられた。葬儀の間、あまりにも早すぎる父との別れに号泣する二人の子供の隣で、恵理子は荒縄の褌が生み出す淫らな摩擦に耐え忍ばねばならなかった。
褌を絞められた瞬間、敏感な粘膜をえぐられる激痛に瞼の裏で火花が散った。だが時間の経過とともに痛みの感覚は少しずつ薄らぎ、代わってとてもこの世のものとは思えぬ陰湿な疼きに襲われるようになった。
「・・・あぁ・・・」
パンストとパンティのナイロン繊維を通じて、荒縄の毛羽立ったほつれが敏感な粘膜にチクチクと突き刺さってくる。喪主席に座る恵理子は床に視線を落とし、その疼きに懸命に耐えていたが、火照った全身の毛穴からは脂汗が噴き出し、噛み締める唇から堪えようのない熱い吐息が漏れた。幸いこの熱い吐息は未亡人の慟哭と捉えられ、参列者の涙を誘ったのだが。

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今年で四十五歳になる邦夫は未だにわびしい独身生活を送っている。邦夫は複数の結婚相談所に会員登録しているが、これまで女性会員と会ったことすらなかった。学歴と収入面は文句のつけどころがなかったが、顔写真を見た女性会員で邦夫に会いたいと申し出る者は誰一人として現れなかったのだ。
女とは全く縁のない生活を送ってきた邦夫だったが、性欲は人一倍旺盛だった。しかも邦夫の性癖は一風変わっていて、縛り上げて動けなくなった女をネチネチと弄びたいというサディスティックな性願望を抱いていた。
邦夫は養豚場の経営が軌道に乗った三十歳の後半から、結婚相談所とは別の、あるクラブの会員となっている。そのクラブは男性会員と女性会員の出会いをサポートするシステムになっていて、早い話が娼婦を斡旋する売春クラブであった。
このクラブは結婚相談所とは違って、金さえ払えばどんな女性とも会うことができた。邦夫は金に物を言わせてモデルやOL、女子大生といった若い女性会員を買い漁り、歪んだ性癖を満たしていた。

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今、目の前にいる未亡人は四十路を過ぎた年増女で、売春クラブの若い女性会員とは全てにおいて比べ物にならなかったが、邦夫はこれまでに経験したことのない激しい興奮を感じていた。
夫に先立たれた哀れな未亡人を金の力で玩具にする。この陰湿な悦びはさすがに売春クラブでは味わうことができない。しかも新鮮さという価値観でいえば、恵理子は最高級ランクの未亡人であった。何と言っても恵理子の夫が真っ白な灰になってから、まだ数時間しか経っていないのだから。
荒縄に悶え苦しむ恵理子の姿を眺めながら、邦夫は幼い頃に孝之から受けた酷い仕打ちと、大好きだった祖母の葬儀で恵理子が見せた高笑いを思い出していた。祖母が幼い邦夫に何度も聞かせた『アリとキリギリス』の童話は現実となった。夏の間遊んで暮らしていた馬鹿なキリギリスが、助けてくださいと泣きついてきたのだ。

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「あんたは昔、俺のことを豚の世話をしているって笑ったことがあったな。でも今のあんたが持っている金じゃ、ウチの豚は一頭も買えないよ」
邦夫は座椅子から立ち上がり、気の強さが滲み出ている派手な顔を苦しげに紅潮させている恵理子を覗き込む。上唇が捲れ上がり、ヤニがこびり付いて黄色く変色した前歯が剥き出しになっている邦夫の醜い顔が間近に迫って、恵理子はヒィッと短い悲鳴を上げた。
「あんたも男を見る目がなかったな。あいつは子供の頃から意地の悪い奴だったが、まさか一万円ちょっとの金しか残さないで死んでしまう馬鹿野郎とは思わなかったよ」
今日、永遠の別れをしてきたたばかりの夫を口汚く罵られて、恵理子は怒りに満ちた目で邦夫を睨みつける。だが恵理子の怒りが大きくなればなるほど、邦夫の興奮も増していった。

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「何だ、その反抗的な目は?恨むんなら俺じゃなくて死んだ亭主を恨むんだな。チヤホヤされていい気になって、遊んでばかりいた馬鹿亭主をな」
邦夫はそう言って、恵理子の股に喰い込んでいる荒縄を指で引き上げた。
「あぁっ」
恵理子は苦しみとも悦びとも区別のつかない悲鳴を漏らし、荒縄を喰い絞めている豊満な下半身を悩ましい動きで揺らした。

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八畳の和室の、向かい合う柱と柱の間にピーンと張られた麻縄の上を、恵理子は何度も、何度も往復させられた。妖艶な紅色の麻縄は腰よりも高い位置に張られていて、その上を跨ぐだけで、敏感な花肉の割れ目がえぐられた。しかも荒縄の褌と同じく等間隔に硬い結び目が作られていて、前に進む度に淫靡な摩擦が生じるのだ。
「あぁ、も、もう堪忍してっ」
腰が痺れて力が抜け落ち、縄のちょうど中央辺りで動けなくなってしまった恵理子は悲痛な声を漏らした。
「も、もう一歩も歩けないわ。この縄を解いてっ」
動いても動かなくても、どちらにしても逃れることのできない股縄地獄に、恵理子はヒステリックな悲鳴を張り上げる。
「あなたの女になるって誓ったじゃない。それなのに、どうしてこんな酷い目に遭わせるの!?」
あまりの辛さに涙が滲み始めた目で、恵理子は邦夫に訴えた。

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恵理子が邦夫と会ったのは結婚して間もない頃、夫の親類の葬儀で挨拶を交わした時のたった一度だけだったが、邦夫の醜い容姿は強烈な印象として記憶に残っていた。その邦夫に藁にもすがる思いで助けを求めた時、見返りとして情婦になることを求められて恵理子は背筋がゾッとした。あの薄気味悪い男に肌に触れられることを想像しただけで全身に虫唾が走ったのだ。
だが恵理子は邦夫の条件を飲むしか仕方がなかった。資格もなく、パートで働いた経験もない恵理子が、この不況の時代に育ち盛りの二人の子供を育てるのは、誰かの援助なしでは不可能な話であった。

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邦夫の情婦になると決めた時から、恵理子はこれから始まる地獄の日々を覚悟したが、その覚悟が生温かったことを恵理子は痛感させられた。恵理子は娼婦が見知らぬ男に体を売る時のように、目を閉じてじっと時間が過ぎるのを待っていればいいと思っていたが、邦夫はそれを許してはくれなかった。恵理子は邦夫が変質的なサディストであることを知らなかったのだ。
「辛い?本当に辛いのか?」
邦夫は汗が滲む恵理子の白いうなじに酒臭い息を吹きかけながら、豊満な尻肉に喰い込む紅色の麻縄をグイッと引き上げる。
「本当はこの喰い込みがたまらないんじゃないのか?ん?」
「あ、あぁ、もう許してっ」
硬い結び目に熟れ切った尻肉の割れ目を摩擦されて、恵理子は異様な快美感をはっきりと知覚する。その悔しさに恵理子は唇を噛み締め、股縄を喰い絞める巨大な尻を悶えさせた。

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[ 2012/03/20 23:41 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(1)

蟻の復讐(1)

斉藤邦夫は幼い頃、いつも同居していた祖母の昔話で眠りについていた。祖母は色々な昔話をしてくれたが、中でもグリム童話の『アリとキリギリス』は何度も同じ話を繰り返し聞かされた。
「おばあちゃん、その話はもう知ってるよ。他の話をしてよ」と邦夫が言っても、「いいから黙ってお聞き」と取り合ってもらえず、一言一句同じ話を聞かされるのだ。
邦夫はなぜ祖母が同じ話を繰り返すのか不思議で仕方なかったが、小学校に入学すると祖母の思いを理解するようになった。
邦夫は生まれつき唇に奇形を持っていた。口唇裂という唇の先天性異常で、上唇が鼻の辺りまで大きく捲れ上がっているのだ。同級生たちはこの唇を気味悪がり、邦夫は友達ができないばかりか、みんなから苛められるようになった。
邦夫にとって学校は地獄以外の何物でもなかったが、それでも彼は不登校になったりせず、コツコツと勉学に励んだ。同級生たちからひどい苛めを受けた後は祖母に聞かされたグリム童話を思い出し、いつの日かこのキリギリスたちを見返してやると捲れ上がった唇を噛み締めた。

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葬儀から帰宅した邦夫は喪服を脱ぎ捨て、冷えたビールを喉に流し込んでその時を待った。
時刻は夕方の三時を過ぎている。焼き場へと向う車の列が葬儀会場を出発したのが正午前だったから、もう間もなく玄関のインターホンが来客を知らせるはずだ。相手には焼き場から帰ったらその足でここに来るよう伝えている。着替えをせず、喪服姿のままで。
二本目の缶ビールを開ける前に邦夫は会社に電話をかけ、専務の堤を呼び出して、変わったことはないかと尋ねた。邦夫は今の会社を立ち上げてから一日も仕事を休んだことがなかったから、会社の様子が気になって仕方なかったのだ。
国立大学の畜産学部で、家畜の肥育、繁殖を学んだ邦夫は地元の養豚場に就職。そして三十四歳の時に独立し、今の養豚場を立ち上げた。邦夫はそれまでの経験から徹底した飼料費のコストダウンに取り組んだ。これが功を奏して邦夫の養豚場は順調に業績を伸ばしていった。
それでも邦夫は浮かれることなく、コツコツと社長業に取り組んだ。幼い頃、祖母から何度も聞かされた『アリとキリギリス』が邦夫の脳裏には深く刻み込まれているのだ。気がつけば、邦夫は厳しい冬を充分に乗り越えられるだけの財産を蓄えていた。

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邦夫の遠い親戚に青木孝之という同じ歳の男がいる。孝之は子供の頃からとても可愛い顔をしていて、正月や盆に親戚一同が集まると、おば連中は競い合って孝之のことを可愛がった。邦夫の元には誰一人として近寄ってはこなかったが。
大人たちが宴会をしている時、子供たちは他の部屋や外で色々な遊びをしたが、その中で邦夫がよく覚えている遊びが『鬼ごっこ』だった。
孝之が考え出したこの鬼ごっこは少し変わっていて、鬼の役目はいつも邦夫と決まっていた。鬼役の邦夫が両手を上げ、「ガオー」と捲れた唇から声を出すと、幼い子供や女の子たちは「気持ち悪い!」と悲鳴を上げて逃げ回るのだ。孝之はその様子を眺めて、腹を抱えて笑い転げていた。
中学生、高校生になると、昔のように親戚一同が集まることも少なくなったが、父や母から孝之の噂はよく聞かされていた。孝之は容姿がいいだけでなく運動神経も抜群で、特待生で入学した高校で全国高校サッカー選手権に出場。高校三年生のバレンタインデーには、全国から五百個以上のチョコレートが送られてきたという。
同じ年のバレンタインデー、登校した邦夫は机の中に可愛い包装がされた小箱が入っているのを見つけた。それまで一度もチョコレートを貰ったことがない邦夫は心臓が破裂するほど胸が高鳴り、家に帰るとすぐに包装を解いた。すると小箱の中で乾燥した犬の糞が悪臭を漂わせていた。『バ~カ。お前がチョコレートを貰えるわけねえだろう』と書かれた紙切れとともに。

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邦夫が久しぶりに孝之と再会したのは祖母の葬儀の席だった。当時、二人は二十八歳になっていて、邦夫が前の養豚場で働き始めて六年が経った頃であった。
孝之は三流の私立大学を卒業後、リゾート地のホテルやマンションを扱う不動産会社に勤めていた。当時はバブル景気の真只中で、孝之は派手な高級外車で葬儀会場にかけつけた。
高級外車の助手席に喪服姿の女が座っていた。その前年に結婚したばかりの孝之の妻で、名前を恵理子といった。
恵理子は葬儀会場にふさわしくない茶髪のカールヘアーと真っ赤な爪をした派手な女だった。お立ち台の上でボディコンに包まれた尻を男に向って振るしか能のないこの派手な馬鹿女は、祖母が死んで落ち込む邦夫の唇に容赦のない好奇の視線を注いだ後、「主人から聞いたんだけど、豚の世話をしてるんですって?」とケタケタと笑い声を上げた。
邦夫はその夜、恵理子の喪服姿を思い浮かべ、怒り狂う男根をしごいた。

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祖母の葬儀の後、邦夫は長らく孝之夫婦と顔を合わせていなかったが、三カ月ほど前に突然、妻の恵理子から連絡があった。それは孝之が大腸癌に侵され、肺や脳にまで転移して末期状態であるという知らせだった。
バブルが弾けた後、勤めていた不動産会社が倒産した孝之は、その後いくつかの仕事を転々とした。幼い頃から愛くるしい容姿で周りからチヤホヤされてきた孝之は相変わらず二枚目だったが、四十歳を過ぎた中年男がいくら綺麗な顔をしていても、そんなものは職場では何の役にも立たなかった。
高級外車はローンをほとんど払えないままとっくの昔に手放し、本来の価値からすれば途方もない値段で購入したマンションも二束三文で手放した孝之は、四十歳を過ぎてから家賃四万円の市営住宅に引越し、手取り十八万円の給料で印刷会社で働いていたが、追い討ちをかけるように病が発覚したのだ。
妻の恵理子が医師から孝之の余命は三カ月から半年と宣告された時、預金通帳には残高が一万八千円しかなかった。中学生と小学生の二人の子供を抱えて未亡人になることが確定した恵理子は途方に暮れ、藁にもすがる思いで遠い親戚に連絡を取った。十数年前に一度だけ会ったことのあるその親戚は、今では大きな養豚場を経営しているという。夫と同じ血が流れているとは思えない、唇が捲れ上がった薄気味悪い顔の男であった。

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今日の葬儀で喪主を務めた未亡人は、終始、陰のある表情をしていた。絶えず涙が滲んでくるのか黒目がちな左右の目はしっとりと潤み、喪服から覗く白いうなじにはうっすらと汗が滲んでいる。哀愁を漂わせる未亡人の姿に、参列者の中には不謹慎ながら欲情をそそられる者も数多くいた。
夕方の四時を過ぎて、ようやくインターホンが来客を知らせた。邦夫は三本目の缶ビールを飲み干して玄関に立った。扉を開けると、喪服姿の未亡人が相変わらず陰のある表情を浮かべて玄関前に立っていた。目の前の唇が裂けた男に怯えるように視線を床に落として。
部屋に恵理子を招き入れた邦夫は座椅子に腰を下ろし、入り口の所で呆然と立ち尽くす喪服姿の未亡人を頭のてっぺんから足の爪先までじっくりと観察した。
薄い黒のパンストに包まれる足の指は、相変わらず派手な色のペディキュアが塗られていた。初めて会った時と比べると脂肪がつき、体はかなり丸味を帯びている。邦夫は喪服に包まれた未亡人の豊満な肉体を時間をかけて目で犯した。

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「スカートを捲り上げるんだ」
長く続いた沈黙を邦夫の卑猥な命令が打ち破る。陰が落ちている恵理子の頬がカッと紅潮した。
「お、お願い。今日だけは、今日だけは堪忍して・・・」
恵理子は今にも泣き出しそうなか細い声で哀願した。
「子供たちが、私の帰りを待っているんです」
今日の葬儀で恵理子の二人の子供はずっと泣き続けていて、参列者の涙を誘っていた。邦夫もその姿を目にしていたが、恵理子の願いを聞き入れるつもりは全くなかった。
「あの子供たちにひもじい思いをさせたくないんだろう?だから私のところに電話をかけてきたんじゃないのかね?」
邦夫は出来の悪い社員を教育するように、音量を抑えながら、それでいて凄みの含まれる声で恵理子を諭した。
「早くスカートを捲り上げるんだ。私の気持ちが変わらないうちにね」
邦夫がそう告げると、恵理子は形のいい唇を悔しさで噛み締めながら、喪服のスカートの裾を捲り始めた。

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「ほう。何だかしっとりと濡れているように見えるが、気のせいかな。まさか夫の葬儀の日に発情する未亡人なんかいる筈がないよな」
邦夫は座椅子から身を乗り出して露になった未亡人の下半身を観察した。
ムッチリと脂が乗った恵理子の下半身は、黒のパンストと同色のパンティに包まれている。その上から所々が毛羽立った荒縄が、未亡人の豊満な下半身に厳しく喰い込んでいた。
「まさか未亡人が喪服の下に、こんな助平な褌を絞めているとは、誰も思わないだろうな」
邦夫は葬儀の前に未亡人に装着させた縄の褌の出来栄えに満足し、捲れ上がった唇に卑猥な笑みを浮かべた。
「ちょうどこの結び目が敏感な所に当たってたまらない気分だろう?葬儀の間、ずっと感じていたんじゃないのか?」
邦夫は準備しておいた別の荒縄を部屋の柱に巻きつけると、その縄尻を未亡人の淫らな割れ目に喰い込んでいる縄の褌へと結びつける。
「・・・あぁ・・・」
硬い結び目が更に敏感な箇所に喰い込んで、恵理子は思わず荒い息を漏らした。
「私に感謝して貰いたいね。あんた達三人の面倒を見るばかりか、夫を亡くした悲しみを素敵な思いで忘れさせてあげようっていうんだからね」
邦夫は火照った喉元に四本目となる冷たいビールを流し込みながら、未亡人の悶え苦しむ姿を楽しんだ。キリギリスに対するアリの復讐が始まったのだ。

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[ 2012/03/18 19:09 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(4)

ポルノ映画館に通う人妻(5)

恵理子が自宅に戻った時には、時刻は夕方の四時を回っていた。子供たちがまだ学校から帰ってきていないことにホッとしながら洗面所へと駆け込み、恵理子は歯茎から血が滲むほどの強い力で歯を磨いた。
口の中に広がる不快感を歯磨き粉のミントの香とともに吐き出してから、恵理子は服を脱ぎ捨てて、シャワーを浴びた。
人妻の白い肌には、ヤニの臭いやすえた加齢臭、そして男の肉体から分泌されたあらゆる体液がこびりついている。恵理子はそれら不快な汚れを熱いシャワーで洗い流した。
暗い上映室で肉棒をしゃぶられ、男の不潔な唇の中に煮え滾る性を放出した瞬間、肌の上を這い回っていた虫たちが忽然と姿を消して、恵理子は我に返った。
「い、嫌よ!」
恵理子は勃起した男根を尻の谷間に沈めようとする男を突き飛ばして、映画館から逃げ出したのだ。

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(あなた、許して・・・)
恵理子は夫への謝罪の言葉を胸の中で繰り返しながら、ボディーソープをたっぷりと染み込ませたスポンジで肌を擦っていく。湯気が立ち込める浴室に白い裸体が揺れた。
四十路を過ぎた恵理子の肉体にはこってりと脂が乗って、若い女にはない貫禄に溢れている。
「・・・あぁ・・・」
肉が詰まってはち切れそうになっている豊満な尻肉や太腿に熱いシャワーを当てると、毛穴の奥深くに沈殿する欲求不満が滲み出てくるようで、唇から思わず熱い吐息が漏れる。疼いた肌に突き刺さる水圧に薄汚い肉体労働者の唇の摩擦が蘇ってきて、恵理子は夫への謝罪を忘れ、逃げ出してしまったことを後悔し始めた。

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翌日、恵理子は昨日と同じ時間帯にシネマオークラ館の入り口をくぐった。昨日、この出入り口から逃げ出した時にはもう二度とここには来ないと決めたはずなのに、恵理子は朝から肌の上を這い回る虫たちに欲情を駈られて、たった一日で自らの誓いを破ってしまったのだ。
薄暗い階段と通路を足早に過ぎ去り、真っ暗な上映室へと駆け込んだ恵理子の背後に一人の男が忍び寄ってくる。昨日、直前のところで獲物を逃したニッカポッカ姿の男であった。
「きっとまた来るって思ってたよ」
男は恵理子の髪を鷲掴みにしてその場にしゃがみ込ませると、ニッカポッカのファスナーをずり下ろした。
「このナニが忘れられないんだろ?」
男は昨日の鬱憤を晴らすかのように、勃起した男根の先端を恵理子の鼻の穴にねじ込もうとする。強烈に生臭い悪臭が鼻の奥をツンと刺激して、恵理子は瞬く間に人妻の貞操を見失った。

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「あの赤いスーツの女、昨日も来ていたよな」
「ああ。とんでもない淫乱女だな」
一心不乱に肉体労働者の男根をしゃぶる恵理子の耳に男たちの会話が聞こえてくる。薄目を開けると、恵理子の周辺に常連の男たちが集まってきている。まるで街灯に群がる害虫のように気持ち悪い顔をした男たちが何人も。
恵理子はそのネットリとした視線に怯えながらも、男たちに見せ付けるように脚を開いた。
今日の恵理子はパンストではなく太腿までのストッキングを穿いている。
「たまんねえな」
ストッキングのゴムが食い込む人妻のムッチリとした太腿を見せ付けられる男たちの鼻息が荒くなっていく。見る見るうちにたくましくなっていくニッカポッカの男を愛撫しながら恵理子自身もすっかり発情し、パンティに収まりきらなくなった肉棒の濡れた先端が男たちの視線に晒された。

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「おい、マサ、俺たちにも楽しませろよ」
座席に座らされ、ニッカポッカの男に陵辱される恵理子の肉体に、四方八方から何本もの手が伸びてくる。
「俺の女に手を出すんじゃねえよ」
ニッカポッカの男は集まってきたハイエナたちから獲物を守ろうとするが、ハイエナたちは完全に興奮していて、収拾がつかなくなってしまった。
「チツ!しょうがねえな。でも最初にこの女をヤルのは俺だからな」
ニッカポッカの男は舌打ちしながら、ハイエナたちに餌を分けてやることにした。数少ない獲物を互いに分け与えるのは、常連たちの暗黙の掟となっているのだ。
複数の座席の上に四つん這いにさせられた恵理子の豊満な尻に、数え切れない数の指や舌が這い回る。この一ヶ月間、恵理子を悩ませてきた虫たちのざわめきを現実に体験して、恵理子は狂乱した。

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「あぁ、嫌、嫌よっ」
豊満な尻を覆っているパンティはあっと言う間に剥ぎ取られ、人妻の禁断の蕾が欲情に濁る男たちの視線に晒された。
「ヒヒヒ。奥さん、もうケツの穴がヒクついてるじぇねえか」
「旦那に相手にされなくて、このでかいケツが疼いて仕方ねえんだろう?」
男たちはこってりと脂肪が乗った熟女人妻の巨大な尻肉を揉みしだき、濃厚な淫臭が臭い立つ菊の蕾を剥き出しにした。
「旦那に相手にされていない割には随分と黒ずんでるじぇねえか。オナニーのし過ぎなんじゃねえのか」
「も、もう許して」
薄汚い男たちの目の前で女の全てを剥き出しにされて、恵理子の全身の毛穴から羞恥の脂汗が噴き出している。

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時刻は昼の一時を少し過ぎている。住宅資材メーカーで働く夫は今朝恵理子が作った弁当を食べ終え、午後の仕事をスタートさせた頃だろう。もし夫が恵理子の今の姿を目にしたら、この頃高くなってきた血圧が更に上昇し、脳卒中を起こしてしまうかもしれない。
左右の目と目の間が異様に広い四十代半ばの男が、ナメクジのように滑った舌先をヒクついた蕾にねじ込んだ。
「ひ、ひぃっ!」
恵理子は突き上げた尻を抱えられながら、夫の驚愕の視線を妄想して、火のような喘ぎ声を漏らした。

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揃いも揃って不潔で、醜い容姿のハイエナたちに陵辱される恐怖は言語に絶するが、四方から伸びてくる指と舌に全身をまさぐられて、恵理子は狂乱した。
乳房と肉棒と菊の蕾はもちろん、性感帯である耳の穴に舌をねじ込まれ、喉仏を唇でくすぐられ、ハイヒールの中で蒸れていた足の指を吸い上げられると、恵理子はもう何も考えられなくなった。
「あ、な、何!?」
くぐもった電動音が響き、燃え盛る肌に妖しい振動が伝わって、恵理子はハッと目を見開いた。
恵理子の足元の座席に座っている七十近い老人の右手には赤い電動こけしが握られている。老人はその淫靡にうねり狂うこけし人形の頭を剥き出しとなっている蕾の入り口に押し当てた。

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「嫌、嫌よ。そんな変な物を使わないで!」
恵理子は初めて目にする卑猥な形をした淫具に怯えるが、老人はその表情を楽しみながら、こけし人形に力を加えた。
「あ、あぁっ」
恵理子の蕾は男たちの唾液と、止め処なく溢れ出る愛液でしっとりと濡れていて、淫具の巨大な頭部を易々と呑み込んでいく。ゴム製の胴体の表面にあしらわれている無数のイボイボに火のように疼いている蕾の粘膜を摩擦されて、恵理子は壮絶な快感に目が眩んだ。
「どうだ、奥さん。旦那よりよっぽどいい仕事をするだろう?キヒヒヒヒ」
老人は皺だらけの顔をクシャクシャにし、薄気味悪い笑い声を立てて蕾に沈んだこけし人形を緩やかに操作していく。獲物の息の根を完全に止めてしまわないよう、淫具の先端だけを沈める老人の狡猾な技巧に恵理子は狂乱する。
「い、意地悪!早く、早く楽にさせて!」
人妻は淫具を咥え込んだ豊満な尻を突き上げ、ハイエナたちの目の前でその尻をうねり狂わせる。

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スクリーンの中では今日も団地妻が、サラリーマンに犯されて喜悦の叫び声を上げている。その姿を真正面に見ながら、恵理子は底なしの色地獄へと堕ちていった。
ニッカポッカ姿の男は最前列の席に足を投げ出して座っている。恵理子はその腿の上にはしたなく股を開いて跨っている。尻を落とすと、黒光りする男根に蕾を貫かれて背骨に走る脊髄が甘く蕩ける。恵理子はその快感を貪欲に貪ろうと巨大な尻を淫らに振り乱した。
「こんな色きちがいの女、見たことないな」
順番を待つ男たちの間で、嘲りの失笑が漏れる。その失笑が油の役目を果たして、恵理子の全身は火達磨のように燃え上がった。

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「チンポも勃起しっ放しじゃねえか」
暗闇から伸びる手に勃起した肉棒を鷲掴みにされて、M字に開いた両脚がヒクヒクと痙攣する。
「あぁ、い、いきそうっ」
「またいくのか?今度は前と後ろのどっちだ?」
「ど、どっちも、どっちもいきそうなの。あぁ、おかしくなっちゃう!」
恵理子が悦楽の絶頂を極めた瞬間、ニッカポッカ姿の男も限界を迎えた。
「・・・あ・・・あぁ・・・す・・・凄い・・・」
鉄のように硬化した男根の先端から噴射される沸騰したザーメンをドロドロに蕩ける花襞に浴びた恵理子は、あまりの壮絶な快感に息ができなくなってしまった。

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ニッカポッカ姿の男の後、続けざまに四人の男に犯されて、ようやく恵理子は解放された。
完全に腰の力が抜けてしまっている恵理子は、薄暗い廊下を這うようにして女子トイレに逃げ込んだ。
強いアンモニア臭が立ち込める女子トイレは、全ての個室の扉の鍵が壊されてしまっている。恵理子は壁いっぱいに卑猥な落書きが書かれた個室に入ると、扉を手で押さえながら洋式便座に腰を下ろした。
(あぁ、あなた。許して・・・)
ようやく津波のような快感が引き上げ、代わって同じ大きさの罪悪感が押し寄せてきて、恵理子は胸の中で夫に謝罪した。パンティを下ろすと、股の間からまだ温かさの残るドロリとしたザーメンが垂れ流れた。

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艶やかな赤いスーツにはザーメンや唾液が飛び散り、至る所に大きな染みが広がっていた。時刻はすでに夕方の六時近くになっている。高校生の長女と中学生の長男はすでに帰宅しているだろうし、あと一時間もすれば夫も会社から帰ってくる。ボロボロになったこの姿で、どんな顔をして家族のもとに帰っていけばいいのか。
恵理子が途方に暮れていると、不意にドアノブを強い力で引っ張られて、扉が開いた。
「奥さん、さっきは随分と楽しんでいたじゃねえか。俺のもしゃぶってくれよ」
扉の向こうに立っていた五十過ぎの中年男は強引に個室の中に潜り込み、ヨレヨレのジャージを太腿までずり下ろす。恵理子のすぐ目の前に赤黒い男根が突き出された。
「んぐううう!」
恵理子は髪を鷲掴みにされ、すでに勃起している男根を唇にねじ込まれる。口の中にこの映画館にいる全ての男に共通するすえた悪臭が広がった。

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その悪臭を吸い込んだ瞬間、恵理子は意識が朦朧とし、たちまち全身が燃え上がった。この二日間の異常な体験で、恵理子はこの悪臭を嗅いだだけで燃え上がる体になってしまったのだ。夫への謝罪などすっかりと忘れ、恵理子はたった今顔を合わせたばかりの男の股間をしゃぶり始めた。
五分後、人妻の濃厚な愛撫に男は限界を迎え、硬化した男根が拍動を始めた。男は唇から男根を引き抜くと、その先端を恵理子の顔面へと向けた。まるでアンモニアで黄色く変色した便器に放尿するように。
「お、おひょう!」
男は奇妙な声を上げ、右手に握り締める男根の先端から煮え滾る性を放尿する。眼鏡のレンズに沸騰したザーメンが飛び散り、恵理子の視界がぼやけた。(おわり)

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[ 2012/03/16 15:50 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(0)

ポルノ映画館に通う人妻(4)

団地妻の悦びの声が響き渡る中、ニッカポッカ姿の男は久々に訪れた幸運に脂ぎった顔面をニンマリとさせて、暗闇の中に仁王立ちしている。
ここシネマオークラ館は、淫らな出会いを求める男女のハッテン場として知られているが、来場者全てがその恩恵に預かれるわけではない。来場者の男女比率には大きな開きがあって、獲物にありつける獣の数はほんのわずかしかいない。
男は約一ヶ月前、このオークラシネマ館で若い女の方から誘惑されるという奇跡に近い幸運に出会った。高校生、いや中学生ぐらいの若い女は男の隣の席に腰を下ろすと、右手を伸ばしてきて、暗闇の中で男の股間を自らしごきはじめたのだ。

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だがその奇跡には罠が仕掛けられていた。若い女は男が昇天する直前で指の動きを止め、「このまま出して欲しかったら五千円払って」と金を要求したのだ。
その時、男の財布には千円札二枚と小銭しか入っていなかった。金がないと男が告げると、若い女は素早く右手を引っ込め、「このクソ親父!」と悪態をついてその場から離れていった。
今、暗闇の中で男の股間に顔を埋めている女は、金目当てでここに来ているとは思えない。艶やかな赤いスーツとその風貌からして、女は中流家庭以上の主婦に見える。建築会社の日払い七千円の給料でその日暮らしをしている男から見れば(その仕事も週に三日もありつけられれば幸運であった)、主婦は何不自由ない生活を送っているように思える。だが、男の股間に顔を埋める主婦の豊満な肉体は満たされない欲求が堆積し、煮え滾っている。主婦は一週間近く風呂に入っていない黒ずんだ男根にむしゃぶりついた。
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生ゴミが腐って発酵したような悪臭にむせ返りながら、恵理子は涎を垂れ流しにして男の男根をしゃぶり続ける。早くここから逃げ出さなければ取り返しのつかないことになってしまうと思いながら、肉の悪臭に全身が痺れきってその場から動くことができず、恵理子は男を愛撫し続けた。
「んぐう!」
喉の粘膜にトロリとした熱い液体が垂れ落ちて恵理子はハッとなった。だが恵理子が顔を離そうとするよりも早く、男は自ら男根を引き上げさせた。
若い女の稚拙な指の摩擦とは比べ物にならない人妻の濃厚な唇の愛撫に男は限界に到達しようとしていた。男は知的な雰囲気を漂わせる人妻の眼鏡をかけた顔面に沸騰したザーメンを飛び散らせたいと思ったが、その欲求をグッと堪えた。最高潮に硬くなった男根を菊の蕾に沈めた時の人妻の狂乱の姿を見てみたかったからである。

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男は恵理子を座席に座らせると、その隣に腰を下ろした。
「俺のナニが咥えられるように体を解してやるよ」
ムッチリとした太腿を左右にグイッと押し開き、男は脂が滴る肌の上に黒ずんだ指を這わせた。豊満な下半身に張り付いたパンストのざらついた感触が、人妻を弄んでいるという男の興奮を昂ぶらせる。男は小便臭い若い女よりも、恵理子のような熟れ切った人妻が好物であった。
「駄目、もうやめて下さい。私には夫と子供がいるんです」
まるでスクリーンの中の団地妻が口にするような台詞を吐きながら、恵理子は男の手を振り払おうとする。だが肩を抱き寄せられ、右の耳たぶにヤニ臭い息を吹きかけられると、その動きが弱まった。

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「耳が感じるんだろ?耳を責められると、どうしようもなく体が燃えちゃうんだよな、奥さん」
初めの接触で恵理子の耳が性感帯であることを見抜いた男は、分厚い唇を耳に押し当て、唾液が滴る舌先を耳の穴にねじ込んでいく。
「あぁっ」
堪えようのない悦びの声が迸り、恵理子は唇を手で塞いだ。男の異様に粘っこい唾液にが耳の穴を犯されて、恵理子は狂乱した。
男の右手は太腿を撫で回し、その付け根へと伸びて、パンストのセンターシームに沿って上下する。男はざらついたナイロン越しに人妻の勃起をはっきりと感じ取った。

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「ほら、奥さん。ケツを浮かせるんだよ」
男は恵理子の耳の穴や首筋を唾液でグチョグチョに濡らしながら、パンストとパンティを太腿の辺りまでずり下ろした。男の巨根とは比べ物にはならないが、恵理子の股間にも赤黒い肉棒が雄々しく勃起していて、男は脂ぎった顔面をニヤリとさせた。男は掌にすえた臭いの唾液をペッと吐くと、その粘度の高い液体をローション代わりにして勃起した恵理子の肉棒に塗り込んでいった。

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「あぁ、許してっ」
粘っこい唾液を媒介にして、卑猥な指の摩擦で肉棒を揉みしごかれる恵理子は、三日前に美容院に行ったばかりのカールヘアーを振り乱す。そして早朝に煮え滾る性を放出したばかりの肉棒は、恵理子自身が驚愕するほどの逞しい硬化を呈していた。
「ヒヒヒ、奥さん。もう助平汁が溢れてきてるぜ」
膨張し切った亀頭の割れ目から白濁の液が滲み始めたことに気付いた男は、前の座席との狭いスペースにしゃがみ込み、左右の太腿の間にピーンと張られたパンストの中に禿げ頭を潜り込ませる。そしてお猪口から溢れる日本酒をすすり舐めるように、亀頭から滲み出る白濁液を舌先で掬い取った。

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ほんの数時間前、恵理子は長男が通う中学校でPTAの役員会議に出席していた。その会議の中で問題となったポルノ映画館の座席で恵理子はあられもない姿で股を開いている。恵理子は今自分が置かれた状況が現実であるとは、とても信じることができなかった。
パンストに後頭部を押さえつけられている男の頭が前後に揺れるたびに、ジュボジュボと卑猥な濡れた音が鳴り響いて、恵理子は悶絶した。
数本の前歯が抜け落ち、黒ずんだ歯茎の口元に肉棒を咥えられた時は、あまりのおぞましさに背筋が凍り付いた。だが男の唇の愛撫は巧妙を極めていた。分厚い唇で肉棒に吸いつき、艶かしい肉ずれの音を立てながら肉の摩擦を発生させ、チロチロとよく動く舌先で亀頭の割れ目に粘っこい唾液を流し込まれる。夫とは比べ物にならない男の卑猥なテクニックに恵理子は自分を見失い、薔薇色に染まる破滅の道を昇り詰めていった。
「もう駄目っ」
男の醜い顔に吸い付かれる腹部に灼熱の疼きがこみ上げ、恵理子はカッと目を見開いた。その時、左前方の座席で上下に激しく揺れる人影が目に入った。

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それは恵理子が入り口で目を惹かれた若いサラリーマンであった。スクリーンを背後にして座席の上に腰を下ろしているサラリーマンは、フウフウと荒い息を吐く肥満体の中年男の太い首にしがみついて、端整なマスクを悦楽で歪ませている。
「パパ、凄い!お尻の穴が蕩けちゃう!」
若いサラリーマンは薄気味悪い甲高い声を張り上げ、引き締まった尻肉の動きを激しくさせた。
男同士が互いの体液と快楽を貪り合う異様な姿を目にしながら、恵理子は悦びの絶頂へと到達した。男の黒ずんだ口元に沸騰したザーメンを吸い取られる恵理子と、肥満男の煮え滾ったザーメンを尻の穴で吸い取る若いサラリーマンの視線が、暗闇の中で交錯した。

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[ 2012/03/12 19:29 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(4)

鍵穴

この頃、また撮影のペースがアップして、なかなか物語を書く時間が取れません。
次回の物語をアップするまで、恵理子の妄想でお楽しみください。


日曜日の早朝。休日出勤した青木恵理子は事務服に着替えていた。
いつもの喧騒が嘘のようにシーンと静まり返っている工場に怪しげな二つの影が・・・。
二つの影は音を立てずに女子更衣室へと近づき、ドアの鍵穴を覗き込んだ。

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[ 2012/03/10 22:17 ] PHOTO | TB(0) | CM(7)

ポルノ映画館に通う人妻(3)

恵理子は緩やかな勾配の通路をスクリーンに向って駆け下りた。
平日の昼間とあって客の姿はまばらで、客席には空席が目立っている。恵理子は周囲に人影の見えないスクリーンに近い席に腰を下ろした。
まるでフルマラソンを完走した直後のように息と動悸が荒くなっている。恵理子は暗闇の中で胸に手を当てて呼吸を整えた。
暗闇でよく見えなかったけれど、時折、スクリーンの光に照らし出される痴漢は、五十を大きく過ぎた薄汚い中年男であった。もし逃げ出さなければ、恵理子は間違いなくあの男に犯されていただろう。ようやく動悸が治まり、冷静さを取り戻すと、恵理子はゾッとするような恐怖に襲われた。

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スクリーンの中では、団地妻がセールスマンに犯されていた。夫のネクタイで両手を縛られ、夫との愛の巣であるダブルベッドの上でセールスマンに後ろから犯される団地妻は、丸い尻肉を淫らにうねり狂わせている。
団地妻の悦びの声が大音響でサラウンドする館内で恵理子はスクリーンに見とれていた。団地妻を狂わせるセールスマンの激しい腰使いを目にして、痴漢のいやらしい手の感触が残っている豊満な尻肉が疼き始める。
全身にまた虫が這い始め、暗闇の中で無意識のうちに太腿を撫で回そうとした時、恵理子は視線を感じて伸ばした手を戻した。
ハッとなって横を向くと、ついさっきまで誰もいなかった座席に男が座っている。薄暗い廊下にたむろし、男根を露出していたニッカポッカ姿の男であった。二人の間には三つの空席があったが、恵理子の動悸がまた速くなり始めた。

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夫とは比べ物にならないセールスマンの激しい腰使いに団地妻は狂乱しているが、恵理子はもう映画どころではなかった。隣の男が気になって仕方ないのだ。
「!!!」
横目でチラリと男を見た恵理子は、思わず声を上げそうになった。二人の間の空席が三つから二つになっていたのだ。男は影のように音を立てずに、恵理子との距離を少しずつ縮めている。
恵理子は逃げ出そうとしたが、あまりの恐怖に体が強ばって席を立つことができない。煙草の吸殻が散乱するコンクリートの床面から手が伸びてきて、両脚を掴まれているような気がした。
「ひぃっ!」
男の動向を確認しようとした恵理子はついに声を出してしまった。二人の距離は縮まってはいなかった。だが男は廊下にいた時と同じように、ニッカポッカのファスナーをずり下ろして男根を露出していたのだ。

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男は間合いを計りながら、また一つ席を移動して恵理子との距離を縮めた。残された空席はあと一つだけとなって、男のすえた加齢臭が鼻に届くようになった。
ポルノ映画に興奮しているのか、それとも獲物を追い詰める嗜虐の悦びに興奮しているのか。とにかくニッカポッカ姿の男の股間には赤黒い男根が隆々と反り返っていた。
この二十年近く、夫の肉体だけを見てきた恵理子の目には、男の荒れ狂う男根は凶器にしか見えない。夫の手首と変わらない太さの肉茎の表面には何本もの血管がくっきりと浮かび上がっている。
「な、何をするんですか!?」
恵理子の悲鳴は、団地妻の悦びの声にかき消された。男は恵理子の右手首を鷲掴みにすると、股間へ引き寄せようとする。恵理子は抵抗するが男の力には敵わず、震える指先が膨張した亀頭に触れてしまった。

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男の亀頭は暗闇の中で赤く灯る煙草の先端のように熱を持っていて、恵理子は指先が火傷するような感覚に襲われた。その瞬間、肌の上を這い回っていた虫たちがざわめき、その動きが活発になった。
ここで男は席を移動して、ついに二人の距離がなくなった。男は加齢臭を漂わせながら恵理子にすり寄り、「奥さん、しごいてくれよ。溜まってるんだよ」と耳元で囁いた。
恵理子は男のすえた体臭に鳥肌が立った。だがヤニ臭い息を耳元に吹きかけられると、それまでくすぶっていた炎が一気に燃え盛り、どうしようもないくらいに体が熱くなった。
「・・・あぁ・・・」
男の股間に反り返る男根は恵理子を蕩けさせる熱と鉄の硬さを持っていた。こんな恐ろしいもので犯されたら一体私はどうなってしまうのか。恵理子は貞淑な人妻だった順子を色女に変えた男の激しい腰使いを思い浮かべながら、マニュキュアが塗られた指先で名前も知らない男の股間をしごき始めた。

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恵理子の指の愛撫に応えて男は股間の逞しさをますます増大させた。それに同調して、恵理子の右手の動きも激しさを増した。
「さすが人妻だけあって、抜群のテクニックだな」
熟れた人妻の熟練の技巧に恍惚の表情を浮かべていた男は、恵理子の右手を掴んでその動きを止めた。
「次は唇のテクニックを披露してくれよ」
男は席を立って恵理子の前に仁王立ちすると、腰をグイッと前に突き出した。
「ひ、ひぃっ!」
男根の先端で鼻先を小突かれた恵理子は思わず悲鳴を上げた。指の愛撫で鋼鉄と化した男根からは強烈な男臭さが臭い立っていて、恵理子は眉間に深い皺を刻んだ。
恵理子の夫は夜の夫婦生活の前には必ず風呂に入るから、その部分は石鹸の匂いしかしない。男の膨張した亀頭から発散される肉の悪臭に恵理子は吐き気を催し、顔を背けようとしたが、後頭部を鷲掴みにされてしまった。
「んんぐううう!」
後頭部を抑え込まれ、硬い亀頭を強引に唇にねじ込まれて、恵理子は嗚咽を漏らした。
「あなた、許して!」
セールスマンのテクニックに崩落したスクリーンの中の団地妻が、今の恵理子の気持ちを代弁する。薄汚い肉体労働者に犯される恐怖と夫を裏切ってしまった後悔から、眼鏡の奥に涙が滲んだ。
「濃厚なのを頼むぜ。ねっとりと舌を絡ませてよ」
男が腰を前後に動かすたびに卑猥な肉ずれの音が響き、口の中一杯に男の生臭ささが広がっていく。その男臭さが麻酔の役目を果たして、恵理子は意識が朦朧としてきた。

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[ 2012/03/05 20:33 ] 妄想小説 | TB(0) | CM(2)





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